前回は茶会へ出席するための着物についてお話ししました。
今日はお茶会にふさわしい髪型をご紹介します。
お茶席では髪飾りをつけず、前髪をきちんとセットして毛先をすっきりまとめたスタイルが適しています。
大切なお茶碗やお道具などを傷つけないために髪飾りをつけないことがマナーとされています。私はこのルールを知らなかったため、はじめてお茶会へ参加したとき先生に注意されたことがありました・・・髪飾りをつけた方がまとめやすいので、つい使用してしまいました・・・
初釜や口切りのおめでたい席であっても、髪飾りはつけないのが基本だそうです。
お茶会の落ち着いた雰囲気ににあう清潔感があって、飾りなしでも引き立つスタイルが理想的です。
私がよくするのが、シニョンタイプです。
一般的ですが、シニョンのボリュームが華やかさを出してくれるので気に入ってます。
前髪とトップは逆毛をたててふっくらとなじませる感じで、バックの髪を盆の窪でひと束に結わえます。
毛先はふたつにわけて、それぞれすき毛をからませながら大きなシニョンにまとめます。
シニョンを低めにつくるほど落ち着いた印象になりますので、自分にあう位置を決めるのがポイントです。
髪の長さが足りない時は、つけ毛をくわえてボリュームアップすると良いでしょう。
最初はちょっとコツが要りますが、慣れてくると簡単にできるようになりますので練習してみてくださいね。